フレンドリーな猟犬アイリッシュ・セター

・チャームポイント

アイリッシュ・セターは大型の狩猟犬で、マホガニーレッドと言われる赤茶色の艶やかな単一の毛色が特徴的です。
猟犬らしくボディは引き締まっていますが、両耳は大きく垂れさがり、尻尾は羽飾りのようにふさふさとしていて、とてもチャーミングです。
温厚な性格で、あまり争いを好みません。人にも犬にも慣れやすく社交的で、些細なことには動じない気持ちの強さがあります。

・遊ばせ方

元来、猟犬なので、運動欲が旺盛です。必要とあらば、一日中歩き続けても疲れないほどの体力があります。
このため、しっかり散歩させてあげないと、ストレスがたまります。1時間以上の散歩を一日2回は行う必要があります。
散歩をするときは、軽いジョギングぐらいの速度が好ましいでしょう。
ドッグランなど、思いっきり走り回れる場所へもできるだけ頻繁に連れて行ってあげましょう。
フリスビーやボール遊びをしてコミュニケーションをはかるのもおすすめです。

・日常のケア・好きな食べ物

アイリッシュ・セターは長毛のため、皮膚病にかかりやすい傾向にあります。
ブラッシングやシャンプーをこまめに行うと同時に、伸びすぎた毛はカットして整えるようにしましょう。
体が大きく、毛量も多いので、月に一度はトリミングサロンを利用するのがおすすめです。
また、耳が垂れているので、外耳炎にも注意が必要ですが、あまり頻繁に耳掃除をするのは逆効果です。
耳掃除は、気になった時にガーゼで軽くふき取る程度で十分です。
その他、食物アレルギーを起こすこともあるので、食事には気をつけましょう。

・しつけで配慮すべきこと

アイリッシュ・セターは猟犬らしく勇敢で、飼い主にも忠実です。
服従心が高く、しつけやトレーニングにも前向きなので、一般的にしつけをしやすいと言われています。
その一方、しかられてもあまり落ち込まず、大ざっぱな一面もあります。このため、しつけには根気が必要です。
トイレなどをなかなか覚えてくれなくても諦めず、復習を繰り返すことで習慣化させましょう。
一度覚えてしまうと忘れない、頭のいい犬種です。

・気をつけたい病気・対処方法

アイリッシュ・セターのように胸の深い犬種は、胃拡張や胃捻転が起きやすい傾向にあります。
食事のあとの運動で胃がねじれてしまったり、ドカ食いをして胃が大きくなってしまうこともあります。
食事の量と回数や、食後、運動させるタイミングに注意が必要です。
万が一、胃捻転が起きた場合は、放置すると生命にかかわります。
食後の様子がおかしいと感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

また、絶対数は少ないのですが、アイリッシュ・セター進行性網膜萎縮症(PRA)が多い犬種としても知られています。
遺伝性の疾患で、徐々に視力が低下し、やがては失明してしまう病気です。
暗い所でぶつかりながら歩くなど、歩行に異常を感じたら、動物病院で相談してみましょう。