元祖フランダースの犬はむくむくの牧畜犬

・チャームポイント

ブービエ・デ・フランダースは、フランスとベルギーの国境地帯であるフランドル地方を中心に飼われていた牧畜犬です。
日本では、フランダースの犬に登場する犬種としてとても有名かもしれません。

ただし、アニメに描かれた姿とはかなりイメージが異なっています。
全身がブラックやグレーの硬いむくむくした毛に覆われ、長い眉毛や口ひげ、あごひげなども特徴的です。

毛の下のまぶたも重たそうに垂れ下がり、何ともいえない愛嬌のある顔立ちをしています。
現地では日本人観光客が多く訪れるため、像まで造られるほどになりました。

性格はとても主人に忠実で、賢く、落ち着いた穏やかな性格をしています。
そのため、番犬や警察犬、盲導犬にも多く用いられています。

・遊ばせ方

牛追い犬だったこともあって、とても体力があります。

運動量もかなり多いので、1日に1時間以上の散歩を2回はしてあげましょう。

激しい運動よりも、単純に歩いたり走ったりする運動を好みます。
2時間くらいの長めの散歩や、ハイキングに連れて行くとよろこぶでしょう。

遊び好きなので、広いスペースを用意して、ボール遊びなどもしてあげるとよいでしょう。

・日常のケア・好きな食べ物

毛が長くて厚いので、暑さはとても苦手です。空調のよく効いた、屋内で飼ってあげるようにしましょう。
留守番もできますが、基本的に人のそばにいることが好きです。

毛は、粗い上毛と柔らかい下毛のダブルコートです。毛玉ができやすいので、週に3回以上はブラッシングをしてあげましょう。
プロにまかせるのもよいでしょう。
毛はそのまま伸び続けるので、3ヶ月ごとにトリミングも必要です。

胃捻転を起こしやすいので、食事は軟らかくて消化しやすく、早く食べすぎない粒の大きなものを選んであげましょう。

・しつけで配慮すべきこと

飼い主だけではなく、子供にも忠実で、よく言うことを聞きます。
ただし、独立心が強く、頑固な面もあるので、成犬になる前にトイレやしつけはしっかり行っておいたほうがよいでしょう。

粘り強く、頑張り屋さんなので、トレーニングではその気にさせてあげることが重要です。
一方で、敵に対してはとても攻撃的な一面も見せます。家族を守ろうとして来客に吠えたり、ほかの動物を追いかけることもあるので気をつけてください。

また、牧畜犬特有の仕草で、足首などに軽く歯を当ててくることがあるので、子犬のうちにしつけておきましょう。

・気をつけたい病気・対処方法

ブービエ・デ・フランダースには、おもな遺伝性疾患はありません。

ただし、胃捻転を起こしやすいので、食事は2度に分けてドカ食いしないようにしましょう。食後も運動せず、落ち着かせておきます。
また、眼瞼外反や内反が見られることもあるので、目やにが多い、目をこする、といった様子には気をつけてください。

大型犬特有の股関節形成不全にもなりやすいので、子犬のころから歩き方などには注意しておきましょう。