毛がふわふわな日本スピッツ

・特徴

日本スピッツは、その名前からも分かるように日本で作り出された血統です。見た目の特徴は、何といっても、そのしっぽの先までふわふわとふくらんだ真っ白な被毛。それでいて犬らしいシャープな顔つきに、くるくるとしたつぶらな黒い瞳がチャーミング。

スピッツというと、よく吠えるというイメージがあるかもしれません。しかし、現在ではブリーダーの努力によって優しくおとなしい性格が強調され、日本犬らしく忠実で賢い犬種となっています。

一方で、主人や家族以外にはおどろくほど関心を示しません。そのため、冷たい性格とも勘違いされがちなのですが、なついた相手には全身でよろこびを表現をする愛らしさも持ち合わせています。

現在では、日本よりむしろヨーロッパや韓国、オーストラリアなどの海外へ、その人気が輸出されている形です。

・飼い方

寒い地域で生まれたので、暑さが苦手です。夏は、エアコンなどで涼しい環境をととのえてあげましょう。中型犬ではありますが、サイズは小柄。運動量もそれほど多くありません。

しかし、もともと遊び好きな性格なので、散歩以外でもいろいろ遊んであげるとよろこぶでしょう。皮脂腺が少なく、被毛は見た目どおりの清潔感でほとんど匂いません。

こまめにブラッシングを行って、毛並みの美しさを保ってあげましょう。ピンブラシとコームで、全体的にふんわりと、耳や足先をすっきりさせるのがコツです。

換毛期には、しっかり抜け毛を取りのぞいてあげてください。涙焼けや耳垢の原因になるので、食事の脂肪分は控えめにしてあげましょう。

・しつけで配慮すべきこと

以前に大ブームとなった日本スピッツですが、その後、鳴き声がうるさいということで一気に人気が凋落。今では、その飼育数もかなり減ってしまいました。

しかし、これは犬種としての性格以上に、外で鎖を付けて飼うという形態がストレスの原因になっていたと考えられます。こういった性格をうまく直すには、できるだけ子犬のころから多くの人や犬に触れ合うようにしつけをしておくとよいでしょう。よりフレンドリーな性格となって、飼いやすくなります。

・気をつけたい病気・対処方法

匂いがほとんどない犬種なので、あまりシャンプーの必要はありません。むしろ、シャンプーをしすぎることで乾燥をまねき、皮膚疾患を起こすことがあるので注意してください。ふだんは、ブラッシングだけで十分です。